
お知らせ
お知らせ
2022/10/21
お七夜(おしちや)・お宮参りの次に来る生後100日目のお祝いが、百日祝いともよばれる「お食い初め」です。
お食い初めは平安時代から始まったとされる日本の伝統文化。
儀式やお料理には「健康で幸せな人生を歩んでもらいたい」という願いが込められています。
古から変わらない赤ちゃんへの愛情をカタチにして、大切に丁寧にお祝いしてあげたいものです。
儀式やお料理の食材に隠された意味を知ると、一段と儀式を粛然とした姿勢や気持ちでお祝いできるのではないでしょうか?
ここでは、お食い初めの儀式で外せないポイントやお料理・食材に込められた意味、お祝いする場所の選び方などについて解説します。
儀式を自宅で行う方、外食で行う方におすすめする中納言のお食い初め料理についてもご紹介します。
「ご自宅で和気あいあいと」
「レストランなどの外食で厳かに」
さまざまなお食い初めのスタイルがありますが、どこでするにしても儀式には「ここだけは押さえておきたい」という6つのポイントがあります。
「お食い初めの儀式」と「歯固めの儀式」の2つを一緒に行うことを一般的に「お食い初め」と呼んでいます。
内容は難しいものではありませんが、儀式ですから順番は間違えないようにしたいですね。
儀式で赤ちゃんに食べさせる役は「養い親(やしないおや)」と呼ばれる人です。
養い親はお食い初め儀式に招いた人の中で、赤ちゃんと同性の最年長の人がやるのが一般的です。
これは「長寿にあやかる」という意味が込められており、男の子は祖父様、女の子は祖母様が役割を担うことが多くなるでしょう。
最近では、お食い初め儀式をパパやママと3人だけという場合や、祖父母・兄弟・親戚など参加者が交代しながら養い親をすることもあるようです。
お食い初めは「焼き物・飯椀・汁物」の3つの食材があれば儀式を済ますことが可能ですが、お祝いの席に出される「一汁三菜」を基本にした「焼き物・飯椀・汁物・煮物・香の物」の5品を揃えると見栄えも良くなりますね。
使われる食器は宗派・地域によって異なることもありますが、漆塗りの食器(漆器)で「飯椀・汁椀・平椀・つぼ椀・高坪・平皿」が使われます。
男の子は内側も外側も朱塗りの器を使用し、女の子は外側が黒塗りで内側が朱塗りの器を使用します。
現在では、男女ともにお祝い事に使われる「朱塗りの椀」を使うことも。
昔は母方から贈られるものだったようですが、その文化が薄れてきているように儀式に使う食器への考えも変化しています。
現在では宗派にこだわらない方もいますし、ご自宅でお食い初めの儀式を行う場合は長く使えるよう色・素材にこだわらずに食器を購入したり、レンタルを利用したりする方もいらっしゃるようです。
中には「自宅にある食器で」と考えられている方もいらっしゃるかもしれませんが、できれば器が欠けたり、塗りが剥げているものは避けるようにしましょう。
歯固めの儀式に使用する歯固め石は形・種類・数に決まりはありませんが、丸みをおびた石がよく使われています。
歯固め石は「神社からお借りする」「お食い初めセットを購入する」「河原などの近場で拾う」など、色々な入手方法があります。
地域によっては石の代わりにタコ・栗・アワビを使うこともあるようです。
祝箸は、柳など折れにくい白木から作られた両端が細く、真ん中が太くなっているお箸です。
長さは約24センチで昔で言う「八寸(はっすん)」で、「八」は末広がりの形であることから縁起が良いとされています。
お箸の両方が細くなっているのは「神人共食(しんじんきょうしょく)」といって反対側を神様に使っていただき食事を通じて神様と繋がるという意味があるため、反対側でお料理を取ったり口をつけないように注意しましょう。
6つのポイントを解説しましたが、儀式の流れや順番以外は臨機応変に対応できそうですね。
お食い初めの儀式には「焼き物・飯椀・汁物」を使用しますので外せない料理ですが、お祝いの膳は「一汁三菜」を基本としますので、3つの他に「煮物」「付け合わせ」「香の物」などをプラスした形になっています。
室町時代〜江戸時代にかけて確立したとされる「本膳料理(ほんぜんりょうり)」が起源と言われ、日本料理の基礎となったもので儀式的な意味を持つ料理です。
正式な一汁三菜は「飯、汁、香の物、なます、煮物、焼き物」で構成され、汁物と主菜・副菜2点もしくは副菜1点と副副菜1点で飯椀と香の物はカウントしないとされています。
一汁三菜の他には「二汁五菜」「三汁七菜」などがあり、栄養が豊富で丈夫な身体づくりの基になるバランスがとれた献立になっています。
「焼き物・飯椀・汁物」の3つは外せない料理ですが、お祝いの席ですから「煮物」「香の物」など、彩りのある縁起の良い食材で華やかに演出してあげたいものですね。
お食い初めの始まりとされる平安時代にはお餅を食べていたり、真魚始め(まなはじめ)という字のように「魚」を食べたりする歴史を経て、現在は食べる真似をする儀式に縁起物の食材を使ってお祝いするというカタチに落ち着いているようです。
昔は栄養状態が悪く成人を迎えられない赤ちゃんもいたため、お食い初め料理には栄養が豊富で縁起が良い食材が使われています。
それぞれの食材には、どのような願いが込められているのでしょうか?
先人が食材に込めたさまざまな願いや思いを、大切に受け継いでいきたいですね。
「赤ちゃんのために外出を控えたいけど、たまには外食で美味しいものを食べたい。」
「手料理で一生に一度の大切なお祝いをしてあげたい」
お食い初めの儀式を行う場所についての思いは、いろいろではないでしょうか?
では「宅配」と「外食」それぞれのポイントを見てみましょう。
宅配を使ってご自宅でお祝いする場合は「赤ちゃんのお世話がすぐにできる」というメリットがあります。
おむつ・着替え・タオル・ミルクなどすぐに準備できますし、儀式の間に泣いてしまっても周囲の目を気にする心配がありません。
一方で儀式前や後の片づけや掃除が必要だったり、料理の手配・食器の準備などの手間がかかります。
レストラン・料亭などを使ってお祝いする場合は「儀式の進行・調理・食材や食器の準備などをしなくてもいい」というメリットがあります。
一方で赤ちゃんの外出に必要なおむつ・着替え・タオル・ミルクなど荷物を持っていく必要があったり、移動や環境の変化で赤ちゃんが機嫌を損ねてしまう可能性があります。
「宅配」と「外食」どちらを選んでも一長一短ありますし、パパ・ママそれぞれの意見や儀式へ参加する方の人数や都合などもあるでしょう。
お食い初めの儀式を行う場所に決まりはありませんから、心からお祝いできる場所を選びたいですね。
中納言の「お食い初め重」は職人が確かな目で選んだ味わい深い食材を、全国の皆様に楽しんでいただけるようお重に閉じ込めました。
儀式に必要なお料理とともに「祝箸」「歯固め石」をセットにしておりますので、食器をご用意いただき盛り付けるだけで簡単にお祝いの準備が整います。
ご注文いただいた際には「お食い初めの式次第」「お召し上がり方のしおり」をお送りいたしますので、ご自宅でもスムーズにお祝いの儀式を執り行っていただけます。
中納言のおもてなしと厳選した食材の数々から作り出されたお重は3種類。
一生に一度のハレの日を贅沢で洗練されたお料理とともに、お過ごし下さいませ。
中納言は合成保存料を一切使わずに安心・安全な天然調理料のみを使用し、祝いの席に欠かせない縁起の良い品の数々と心も体も満たされる素材を、お食い初め弁当にまとめました。
至福の食材から職人が紡ぎ出した作りたての香味をご堪能いただけるよう、関西の阪神エリアの皆さまにお届けいたします。
中納言はお食い初め弁当の他にも、ハレの日の楽しい宴にふさわしい伊勢海老や滋味溢れる食材を使ったご馳走尽くしのお弁当もご用意。
儀式が終わった後は参加者の皆様が贅沢なひと時を過ごせるようなお料理で、テーブルを一層華やかにしてみませんか?
ご自宅でもレストランのようなレシピを再現できるよう、2つのオプションがございます。
ぜひ中納言が織りなす口福(こうふく)で満たされる料理の数々を、お弁当サイトでご確認くださいませ。
中納言のレストランでは、鯛の尾頭付き・すまし汁・赤飯・煮物・歯固め石がセットになった「お食い初め膳」をご用意。
お食い初めの儀式に必要なものはすべて整え、穏やかな雰囲気の中で厳かな儀式がスムーズに進むようお手伝いいたします。
また、レストランをご利用いただく場合は、これから始まる幸多き人生の一ページをお祝いの気持ちを込めて3つのサービスで彩ります。
1, クーファンサービス
2, メッセージカードのプレゼント
3, 記念撮影サービス
お食い初め膳の他にも、お祝いの席にふさわしい中納言自慢の伊勢海老料理や風味絶佳なメニューを数々ご用意。
見た目・味・心が満たされるお料理に、舌鼓をうってみてはいかがでしょうか?
中納言のレストランでの「お食い初めの儀式」や「お食い初め膳」は、心を込めておもてなしの準備をいたしますので、7日前までのご予約をお願いしております。
なお、お食い初め膳以外のメニューは別途ご注文いただいておりますので、ご予約の際にお申しつけいただくとご提供までがスムーズです。
長い人生の小さな歩みは、始まったばかり。
七五三・入学・卒業・成人・就職・結婚・出産など、たくさん出会う多幸の数々。
また、それを見守るご両親や祖父母様のセレモニーにも。
「ご自宅でも、レストランでも、素敵な時を過ごしていただきたい」
多くの慶びとともに歩んできた中納言は、これからも皆様のハレの日をプロデュースしてまいります。
レストランで、ご自宅で。
お客様のシーンに合わせてお選びください。