中納言のお食い初めメニューを紹介!それぞれの料理に込められた意味とは?

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お食い初めの儀式に必要な一般的なお祝い膳と儀式について解説。
さらに、一から料理を作ってお食い初めを行うのは大変という方におすすめしたい中納言のお食い初めセットもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

お食い初めの儀式について

 お食い初め

お食い初めは、平安時代に行われていた「百日(ももか)」という行事が由来とされています。
お食い初めは、100日までの赤ちゃんの成長を祝い「これからも力強く、健やかに成長するように」「一生食べ物に困らないように」と願いを込めながら食事の真似をさせる儀式です。
日本古来から続く行事であるお食い初め(百日祝い)の儀式を素敵な思い出にするために、お食い初めの儀式を行う上でのマナーや準備をご紹介します。

事前に用意するものとして、まずは主役である赤ちゃんの服、儀式で使用する食器セットなどがあげられます。また、儀式を行う日をいつにするかも重要です。
お祝い事なので縁起のよい日にしたいですが、赤ちゃんやママの体調・参加者の都合もありますので無理のない日にしましょう。当日、誰がどこに座るかも事前に考えておきましょう。上座・下座などのマナーはありますが、親族の集まりですのであまり堅苦しく考えなくてもいいかもしれません。

当日のマナーについてもいくつか注意点があります。
儀式を行う場所によっても違いますが、基本的には大人の参加者の服装はフォーマルな服装を心掛けるのがいいでしょう。
レストランならワンピース、料亭なら着物など、場所に合わせて服装を選ぶとより儀式が素敵になるかもしれません。
主催する場合は、参加者に挨拶をし、赤ちゃんが無事に生後100日のお食い初めを迎えられたことの感謝を伝えます。また、都合を調整し参加してくれた方に対しても感謝の気持ちを伝えましょう。

お食い初めの日(100日)までに必要なものは?

お食い初めの儀式をどこでするかによって必要なものが変わってきます。
レストランなどで行う場合は、料理や食器、歯固めの石など、必要なものは準備してくれているパターンが多いですが、事前にどのようなものがセットになっているかの確認は必ずしておきましょう。

自宅で行う場合は、様々なアイテムを準備する必要があります。まず一番大切な儀式で使用するお膳です。どんな器にどんなお料理を盛るかは地域によっても違うので参加するママ・パパのご両親や親せきの方に相談するのもいいでしょう。
儀式では、用意した料理を赤ちゃんの口元に運び食べさせる真似をしますが、この時には祝箸が必要です。
歯固め石も儀式に使用するアイテムです。さらにお祝いに欠かせない祝鯛も忘れずに準備しましょう。鯛を自宅で焼くのは大変ですが、スーパーやお魚屋さんで綺麗な姿焼きにして販売しているところもあります。
また、祝い箸は白木のものが邪気を払うとされています。
こういったお膳に必要な食材の購入や手配は当日までに準備しておきましょう。

基本の料理は「一汁三菜」となるお食い初めのメニュー

お食い初めのメニューは一汁三菜が基本。その食材一つひとつに意味が込められています。
基本的には焼き物、飯椀、汁物、煮物、なます、香の物で構成されており、飯椀と香の物は数えないため一汁三菜とされています。

お祝いの席といえば尾頭付きの鯛が思い起こされるのではないでしょうか。
頭から尾までそのままの姿で焼きかれた鯛を、昔から「目出鯛(めでたい)」と呼んでいました。
「おめでたい」と「たい」の語呂合わせから来ています。それだけではなく、鯛の赤い色にもめでたい所以があります。古来より赤色は魔よけの色とされ、縁起のよいものとして扱われてきました。タイは見た目が赤いだけでなく、身の色が白であることから‘紅白’を連想され縁起のよい魚とされています。

次に、お祝いの飯椀で赤飯がイメージされるのではないでしょうか。鯛と同じく、その赤い色が魔よけを意味し、お祝いの席で振舞われるようになりました。また、赤飯にはよく南天が添えられることがありますが、“難を転じる”という語呂合わせと南天の葉の持つ防腐作用があることから一般的になったとされています。

汁物にはお吸い物を用意します。お食い初めでよく使われる食材といえば、はまぐりです。はまぐりは二枚の貝がぴったりと合わさっており、対になっている以外のものとは殻が合いません。一対の貝のようによい縁に恵まれ幸せになってほしいという願いが込められています。

煮物には、おめでたい意味のある食材や旬の野菜を使用します。お食い初めでよく使用される食材とその食材の持つ意味や願いの一覧は以下の通りです。

  • れんこん…見通しがよく先行きが明るい
  • たけのこ…すくすくと成長できるように
  • 人参・大根…紅白をイメージ、縁起がよい
  • エビ・かぼちゃ…長生きできるように
  • 昆布…よろこんぶ(喜ぶ)
  • 里芋…子孫繁栄

このように食材に様々な意味を込めて煮物を準備します。

香の物(漬物)には長寿祈願の願いが込められています。また、「香の物=幸の物」とかけて縁起のよい食べ物として知られています。おめでたい意味のある紅白なますや、「多幸」とかけたタコの酢の物が用意されることが多くあります。

お食い初めは一生に一度の大切な行事です。儀式に使うお膳には、赤ちゃんが健康にすくすくと育ってほしいという願いを込めた美味しく、美しい料理を用意してあげましょう。

お祝いに欠かせない「鯛」中納言では祝鯛のご用命も承ります。

縁起のよい魚として使用される”おめでたい”魚。「鯛」
頭から尾まで、丸ごと出される姿焼きのことを、昔から別名で「目出鯛」(めでたい)と呼ばれていました。「おめでたい」と「たい」の語呂合わせと、目の前の食卓に「めでたい」ものが皿に盛られることで、お祝いの宴席にふさわしい縁起ものとされていきました。
また、頭から尾までというところから「ひとつの事を最初から最後までまっとうする」という願いが込められています。
また、水引などにも利用される赤と白の色合いが、日本人が古来から縁起がよいとされる紅白の組み合わせであることから、華やかなイメージももたれています。
栄養価も高く、めでたい紅白の美しい姿をお祝いの席に加えるだけでさらに華やかになることでしょう。

中納言では祝鯛のご用命も承っております。ご利用のお客様はレストランでは、事前のご予約を。お弁当では、お食い初め膳とともにご注文下さい。お弁当では特典として祝鯛を1,000円お値引きしております。 通販では「お食い初め重」の中に含まれておりますのでお薦めです。

お食い初めに必要な「歯固めの石」とは?

赤ちゃんが成長して生後100日頃にお食い初めのお祝いをしますが、一通り料理を食べさせる真似をした後に、多くの方が一緒にするのが歯固めの儀式です。その際に使用する小石の事を歯固め石と呼びます。

歯固めの儀式は、「赤ちゃんに丈夫な歯が生えること」を願うために行う儀式です。
昔の人は歯が丈夫なことと、長寿であることを紐付けて考えられていたそうです。その為、石のように丈夫な歯が生え、長生きしますようにとの願いを込めて、石が用いられるようになったそうです。

歯固めの石は地方によっては小石を使用するのではなく、代用品を使う場合もあります。
タコやアワビ、碁石、紅白餅など食べ物でなくても形状が小石に似ていたりなかなか噛み切れないものを噛み切れるくらい歯が育ちますようにという願いが込められているようです。

中納言のお食い初めメニューでお子様の100日祝いを!

 お食い初め膳

東京・大阪・神戸にレストランを構える中納言では、日本の伝統にならって一汁三菜を基本献立としたお食い初め膳のメニューをご用意しております。
お祝い事のシーンでご利用が多い中納言は、お子様の100日祝いをお祝いするお食い初めの儀式もご対応させていただいております。
レストランでご利用されるお客様は、儀式にふさわしい食器にのせられたお食い初め膳を。
関西の阪神エリア限定ではありますが、お弁当でご利用のお客様にはお食い初め膳を。オンライン通販では儀式のあとにご家族みなさまでご堪能いただける「お食い初め重」をご用意しております。いずれの商品全てに儀式で必要な「歯固めの小石」が入っており、メニューも縁起のよいいわれのある素材を使った内容となっております。

お食い初めは産後間もないころに行われる儀式のため、いかにお母さんの負担にならない程度で盛大にお祝いするかがポイントです。
お食い初めの儀式に使用するアイテムや手作りの料理を準備するのが難しい場合は、中納言のお食い初め膳サービスを活用し、楽しく思い出に残る日にしましょう。